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メールの到達率の平均は何パーセント?到達率の改善を図る方法とは

2024.12.13
日吉 浩之のプロフィール写真

株式会社プリモポスト 取締役

日吉 浩之 メール到達エバンジェリスト

メールマーケティングを行う上で、多くの送信者が

「メールを送信すれば必ずお客さまの受信ボックスに届く」と考えているはずです。

しかし、現実的には届かないことが増えております。

メールが受信ボックスに届かない理由はさまざまで、売上を立てる機会が大幅に損なわれることがあります。

メール到達率とは、送信したメールのうち、実際にお客さまの受信ボックスに届いた割合を指します。ここでポイントとなるのは、

「メールが物理的に送信されたかどうか」

ではなく、

「送信したメールが正確にお客さまの受信ボックスに届いたかどうか」です。

送信が完了したメールがすべて受信ボックスに届くわけではなく、迷惑メールフォルダに振り分けられたり、そもそも受信サーバに届かないケースも多々あります。理想的な平均メール到達率は100%です。平均は100%である必要があるのです。

送信したメールが確実にお客さまに届き、その内容を目にしてもらうことがメールマーケティングの基本的な目的だからです。

多くの事業者においてこの到達率が100%に達していない現実があります。このギャップを埋めるためには”なぜ到達率が下がるのか”その原因を正しく知り、理解することが必要です。

メールの到達率が100%に達しない原因

メール到達率が100%に達しない背景には、さまざまな要因が絡み合っています。

DNSサーバーにおける設定など技術的な問題

メールが受信ボックスに届くためには、今や送信サーバやメールドメインが適切に設定されていることが絶対条件です。しかし、DNSサーバーの設定ルールを知らずにSPFレコードが誤って2行で設定され、きちんとSFPが機能しないこともあります。

設定ミスがあるとメールが正規の送信者IPから来たものかどうかを受信サーバが判断できず、迷惑メールや拒否扱いにされることがあります。こうした技術的な設定をテストするツールが利用されていない場合、問題が長期間放置されることも少なくありません。

さらに、ブラックリストに登録されることも大きな障害となります。スパム判定や受信者からの迷惑メール報告により、送信元のIPアドレスや送信ドメインがブラックリストに載ると、メールの到達率は急激に低下します。

一度ブラックリストに登録されると、その影響は広範囲に及び、信頼を取り戻すためには時間と労力が必要です。

使い捨てやサープレッションリスト記載などの品質が悪いメールアドレスに送信している

送信リストの質がメール到達率に大きな影響を与える要因として、使い捨てメールアドレスや世界中のサープレッションリスト(抑制リスト)に載っているアドレスの存在が挙げられます。

使い捨てメールアドレスは、ユーザーが一時的に利用する目的で作成されるため、しばしばエラー(バウンス)が発生しないCatch-all(キャッチオール)設定となっています。

こうした使い捨てのメールアドレスは受信可能に見えますが、実際には受信ボックスが存在せず、メールが実際に読まれる可能性はほとんどありません。

使い捨てのメールアドレスが送信可能リストに含まれていると、メールマーケティング全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。

Catch-allのメールアドレスを抽出するにはメールクリーニングが不可欠です。

使い捨てメールアドレスを適切に除外することで、リストの質を向上させ、到達率の低下を防ぐことができます。

また、クレームなどの履歴をもとに管理されている世界のサープレッションリストに登録されているアドレスへの送信も避けるべきです。

サープレッションリストに掲載されるようなアドレスにメールを送り続けると、受信者の不満を再び招くだけでなく、迷惑メール苦情率の増加につながります。

送信元のドメインやIPアドレスの信頼性が損なわれ、受信プロバイダーからの評価が下がり、他のメールまでもが受信ボックスに届かなくなる可能性が高まります。

これらのリスクを回避するためには、定期的なメールクリニングを通じたリスト管理が重要です。

使い捨てメールアドレスやサープレッションリストに登録されたアドレスを除外することで、送信リストの品質を保ち、メール到達率の向上を実現することができます。

3か月以上エンゲージメントがないユーザーにメール送信を行う

開封やクリックなどのユーザーエンゲージメントが低い場合も問題です。

受信者がメールを開封せず、すぐに削除したり、迷惑メールにマークしたりする行動が続くと、受信ボックス運営者のシステムはそのメールを

「受信者にとって価値がない」

と判断します。

このような評価が積み重なると、メールが受信ボックスに届かず、迷惑メールフォルダに振り分けられるようになります。開封率やクリック率が低いメールは、メールマーケティングの効果を下げるだけでなく、実はメールの到達率にも負の影響を与えるのです。

もし配信対象外リストに”過去90日以上メールを開封していない”という条件をつくれるESPを使っているかたは、リスト作成のうえ活用をご検討ください。

メールの平均到達率が100%を実現するための改善策

メール到達率を平均100%を目指すためには、技術的な設定からリストの管理、メール内容の最適化まで、複数の要素を改善する必要があります。

DNSサーバーにおける技術的な設定などを最適化する

メールが受信ボックスに届くためには、GoogleやAppleなどが求めているなりすまし対策であるSPF、DKIM、DMARCといった認証技術が適切に設定されていることが不可欠です。

これらは、送信元が正当なものであることを証明する役割を果たします。

  • SPFは送信元のIPアドレスの整合性
  • DKIMはメール内容が改ざんされていないこと
  • DMARCはこれらの認証結果

を受信側に伝え、適切な処理を指示する仕組みです。

設定を確認するためには、無料ツールをご利用ください。

  • MXToolbox(https://mxtoolbox.com)
  • Google Admin Toolbox(https://toolbox.googleapps.com/apps/main/)

SPFやDKIMの設定状況を簡単に確認できる便利なツールです。設定に不備があれば修正し、送信元の信頼性を確保してください。

またスパムハウスを筆頭にブラックリストへの登録についても注意が必要です。ブラックリストに載ると、受信プロバイダーはその送信元をスパムとみなし、メールが届きにくくなります。

SFPとは。メール使うすべての担当者が知っておくべき基礎知識

メールクリニングを通じたメール送信リストの最適化する

メールの到達率を高めるためには、送信リストの質を維持することが不可欠です。

最低1年に1度の配信リストのクリーニングを行い、使い捨てメールアドレスや無効なアドレスを削除することで、無駄な送信を防ぐだけでなく、送信元の評価を守ることができます。

とある女性経営者は

「家にいる害虫を追い出すようなものですね 😉 」

と的確な表現をされていました。

特にスパムトラップのようなメールアドレスはバウンスが発生しないCatch-All設定をされていることが多く、メールクリニングを通じてしか削除できません。

また、ダブルオプトインの仕組みを採用することで、リストの質を一層向上させることができます。

メールの購読者から明確な許可を得るこの方法は、リストに不正なアドレスが含まれるリスクを最小限に抑えるだけでなく、受信者の意識的な関与を促します。

メールクリーニングサービス│メールクリーニングの窓口

送信メールの内容を最適化する

受信者にとって有益なメールは、到達率だけでなく開封率やクリック率のエンゲージメント向上にもつながります。

送信メールが迷惑メールあるいはスパムと判定されるリスクを減らすには、件名と本文・テキストと画像のバランスも重要です。

画像だけで構成されたメールは、スパムと判定されるリスクが高まります。適切なテキスト量を含め、内容をバランスよく配置してください。

また、文面に「クリックして確認する」など、明確なCTA(行動喚起)を加えることで、受信者に次の行動を促し、エンゲージメントを高めることができます。

メールの配信頻度を適正化する

適切な送信頻度を維持することは、受信者との信頼関係を構築する上で欠かせません。過剰なメール送信は受信者の負の感情を発生させ、メールの評価を下げる原因となります。

一方、送信間隔が空きすぎると、受信者が送信者を忘れてしまい、メールの効果が薄れる可能性があります。お客さまに合わせた最適な頻度を見極めてください。

配信後のデータを詳細に分析し、

  • 開封率
  • クリック率
  • 配信エラー率

などを把握することで、次回以降の配信に向けた改善点を特定できます。こうしたサイクルを繰り返すことで、メール到達率は着実に向上します。

これらの改善策を継続的に実行することで、平均のメール到達率を100%に近づけることが可能です。

技術的な側面から内容の工夫、受信者との信頼関係の構築まで、一つひとつの要素を丁寧に最適化することが成功の鍵です。

次のメール配信に向けて、これらのポイントを実践してみましょう。

最後にメールの到達率平均を気にされている方へ

メール到達率は、売上を大きく左右する重要な指標です。メールが確実にお客さまの受信ボックスに届くことで、開封され、内容が読まれ、行動が促される可能性が生まれます。

一方で、メールが届かなければ、どれほど優れたコンテンツや魅力的なオファーであっても、その効果を発揮することはありません。どんなに好きだという気持ちを伝えたくてラブレターを書いても、届かなければ存在しないと同じなのです。

多くの企業が参考にする平均的な到達率は、一定の目安にはなりますが、理想は常に100%です。すべてのメールが受信ボックスに届くことを前提にした施策を行うことで、マーケティングの最大化が可能になります。

100%の数値を達成するためには、今抱えている課題を明確にし、一つずつ対策を講じていくことが不可欠です。

メール到達率の向上は、技術的な設定の見直し、送信リストの品質向上、内容の最適化、そして継続的な分析と改善の積み重ねによって達成できます。

到達率100%を目指す努力は、メールマーケティング全体の成果を向上させるための基盤を築き、ビジネス成果の向上に導いてくれるはずです。

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