メールマーケティングの会社 PRIMOPOST

  • TOP
  • サービス概要

    メール関連サービス

    • メール・コンテンツ制作
    • メール開封率・到達率改善サービス
    • メールクリーニングサービス
    • ドメインウォームアップサービス
    • ブラックリスト監視サービス
  • 商品
  • 会社概要
  • マーケティングに関するブログ
お問い合わせ
トップページ

ブログ

blog

Google Postmaster Toolsの導入方法を解説|知らないうちに“迷惑メール送信者”になっている?

2025.04.07
日吉 浩之のプロフィール写真

株式会社プリモポスト 取締役

日吉 浩之 メール到達エバンジェリスト

あなたが配信したメール、本当にお客さまの受信BOXに届いていますか?

ビジネスメールやメルマガをGmail宛に送ったはずなのに、迷惑メールフォルダに入っていたり、まったく届いていなかったり。その原因が送信ドメインと送信IPのレピュテーション(送信元の信頼性評価)にあることは、もうご理解いただいたでしょうか。

このレピュテーション、知らないうちに下がっている可能性もありますが、Googleが提供する無料ツール「Postmaster Tools(ポストマスターツール)」を使えば、あなたのドメインやIPがどのように評価されているかを“見える化”できます。

人間の健康診断みたいなものです。今回は、迷惑メール扱いされないために必要なPostmaster Toolsの導入手順を、わかりやすく解説します。

Google Postmaster Toolsとは

Google Postmaster Tools(ポストマスターツール)は、2015年7月にGoogleが正式にリリースした、Gmail宛のメール送信における評価データを可視化する無料ツールです。メールが迷惑メールフォルダに入ってしまう原因を把握し、配信の信頼性(レピュテーション)を改善するためのヒントを提供してくれます。

このツールは、Googleアカウントでログインし、送信元ドメインの所有権をDNSを通じて確認することで使用可能になります。対象となるのは@gmail.com宛てのメールのみで、Google Workspace(旧G Suite)は対象外です。

確認できる指標やデータには以下が含まれます。

  • ドメインレピュテーション(高/中/低/悪い)
  • IPレピュテーション
  • 迷惑メール率(ユーザーが「迷惑メール」と指摘した割合)
  • 認証成功率(SPF・DKIM・DMARC)
  • TLS暗号化率
  • 配信エラー率と原因

これらは、Gmailのスパムフィルタが実際にどう判断しているかを知る、ほぼ唯一の客観的なデータになります。つまり、Postmaster Toolsは「メールは届いているつもり」のリスクを可視化し、改善につなげるために不可欠なツールとなります。

Google Postmaster Toolsを導入するために必要なものとは

Google Postmaster Toolsを利用開始するには、次の3つを準備しておく必要があります。

(1)Googleの無料アカウント

なるべく、Google Search Consoleで使っているGoogleのアカウントと同じアカウントを使用することで、使用アカウントを忘れたりするリスクを下げていきましょう。

Googleのアカウント作成

(2)送信ドメインのDNS設定を編集できる権限

メールアドレスを追加するときに使っているサーバーを使います。送信ドメインのDNS設定を編集できる権限を準備してください。Postmaster Toolsでは、ドメインの所有者確認のためにTXTレコードを追加します。

下記の画像は、XserverにおけるDNSの追加画面となります。

XserverのDNS追加画面

この2つがあれば、Google Postmaster Toolsの導入準備は完了です。では、実際に手続きを確認していきます。

Google Postmaster Toolsの導入方法

Google Postmaster Toolsを実際に導入する手順を、4ステップに分けて解説します。手続きそのものは非常にシンプルで、最短3分程度で完了します。

(1)Google Postmaster Toolsにログインする

まずは、こちらの公式URL(https://gmail.com/postmaster/)にアクセスのうえ、ログインいたします。そうすると緑色の「開始する」ボタンが出てきますので進んでください。

Google postmaster toolsのログイン画面

(2)送信ドメインを追加する

「メールの認証に使用するドメイン」を入力する欄が出てきますので、Gmail宛てにメール送信をする送信ドメイン(例:add-send-domain.jp)を入力し、「次へ」をクリックしてください。

Google postmaster toolsの送信ドメイン追加画面

(3)送信ドメインの所有者を確認する

DNSサーバーに追加する、TXTレコードが発行されます。もし、上手くいかない場合はCNAMEでも試すことができますので、ピンク色のリンクを先をクリックのうえ、CNAMEのコードを確認してください。

Google postmaster toolsでTXTレコード発行

この画面で発行されたTXTレコードを、それぞれが利用しているDNSサーバーに追加してください。ここでは、Xserverでの追加事例をご紹介いたします。

XserverにTXTレコードを追加する

①の種別は、TXTを選び、②の内容にGoogle Postmaster Toolsから発行されたテキストを記載のうえ、追加手続きを完了させてください。CNAMEを選択された場合は、①をCNAMEに変更のうえ、手続きを進めてください。

(4)Google Postmaster Toolsにドメインが追加される

所有権の確認が完了すると、追加したドメインはStatusが緑色の「Verified」に変更されます。Postmaster Toolsの各種ダッシュボード(迷惑メール率やレピュテーション等)が利用できるようになります。

Google postmaster toolsに登録された送信ドメイン一覧

これでPostmaster Toolsへのドメイン追加作業は完了いたします。

ドメインの所有権が確認されると、Google Postmaster Toolsの各種ダッシュボードが利用できるようになります。迷惑メール率、ドメインレピュテーション、認証成功率など、Gmail配信に関する重要なデータがここで確認できます。

ただし、データはすぐには表示されません。通常、24時間以内に反映されますが、Gmail宛の送信量が少ない場合は表示されないこともあります。もしダッシュボードが空白のままであっても、焦らずに様子をみてください。

当社の経験上、100通程度のメール配信でもデータが反映されることを確認しております。メールの送信量が一定に達した後に再確認することで、指標が表示されるようになります。

最後に

メールは送っただけでは終わりません。本当に届いているのか、迷惑メールにされていないかを知ることが、信頼あるコミュニケーションの第一歩です。Google Postmaster Toolsは、“見えないリスク”を可視化し、送信者としての信頼性を守るための必須ツールです。

設定は一度きりで完了し、維持コストもかかりません。2025年、Googleの迷惑メール対策はより高度になり、知らないうちに“迷惑メール送信者”と見なされる可能性も高まっています。今すぐPostmaster Toolsを導入し、お客さまの受信BOXに確実に届くメール配信環境を整えましょう。

Google Postmaster Toolsを導入したら、まず“ドメイン評価”を確認しよう

記事一覧に戻る

関連商品

  • ベアメール – DMARCレポート解析ツール

    ベアメール
    DMARCセキュリティ
    ベアメールの「迷惑メールスコアリング」は、メールの到達率を改善し、なりすましメール対策を強化するサービスです。DMARCレポートを自動分析・可視化することで、専門知識がなくても自社のメールセキュリティ状況を簡単に把握できます。送信元IPやエラー傾向の分析、なりすまし可能性の検知、自動アラート通知など、多様な機能で運用を強力にサポートします。
  • 商品A(STO機能あり)

    セキュリティ
    Gmailで送信制限を受けてしまった!どうやって解除する。Gmailで送信制限を受けてしまった!どうやって解除する。Gmailで送信制限を受けてしまった!どうやって解除する。
  • Mailcrux(メールクラックス)

    SMTPリレーメール配信無料トライアル
    Mailcrux(メールクルクス)は、企業のメール送信課題を解決するSMTPリレーサービスです。SendGridより安価な海外サービスであり、usa.comなどの有名サイトでも採用されています。SMTP接続とAPIの両方に対応しており、既存のシステムに設定するだけで、高到達率かつ安定した大量メール配信を実現します。なお、ご利用には、事前に保有リストのメールクリーニングが必要です。
  • List Finder

    MAツール無料トライアル
    List Finderは、見込み客の行動を「見える化」し、営業活動を最適化するMA(マーケティングオートメーション)ツールです。ウェブサイトのアクセス解析からメール配信、フォーム作成、顧客管理までを一貫してサポートします。
  • ブラストエンジン(blastengine)

    SMTPリレーメール配信
    blastengineは、APIやSMTPリレーで簡単にメール配信を実現する国産の高性能メール送信サービス。高い到達率と手厚いサポートで、エンジニアの負担を軽減します。
  • める配くん

    める配くんのロゴ
    HTMLエディタステップメールメール配信無料トライアル
    「める配くん」は、月額1,980円から利用できる業界最安値クラスのメール配信システムです。2002年サービス開始以来、2,000社以上の導入実績を持ち、HTMLメール作成、ステップメール、効果測定など必要な機能を網羅。シンプルで直感的な操作画面は初心者にも優しく、「料金・機能・使い勝手の三拍子」が揃っています。2週間の無料トライアルも提供されており、コストを抑えつつ本格的なメールマーケティングを始めたい方におすすめです。
商品一覧を見る

検索

15th Digital Marketing Expo
ドメインウォームアップの窓口
メールクリーニングの窓口

最近の記事一覧

  • 日本電気株式会社(NEC)さま向けオンライン勉強会を実施しました
  • 2025年7月。密かにGmailの迷惑メール基準が激変!欧米で先行中の「購読の管理」が日本のメールをどう変えるか
  • リストクリーニングとデータ分析が導く!開封率40%を越える持続的な成長戦略
  • 【脱・無駄配信】リストクリーニングとサンセットポリシーで実現する、届くメルマガの鉄則
  • 【開封率40%未満!?】「リストクリーニング」でスパム判定を避け、売上を最大化する

人気記事一覧

まだデータがありません。

関連する記事

  • Google Postmaster Toolsにおけるドメイン評価 Google Postmaster Toolsを導入したら、まず“ドメイン評価”を確認しよう
  • 吉報!GoogleがBIMIのサポート強化。Common Mark Certificate(CMC)で中小企業のブランド力アップを支援
  • 送信用ドメインのウォームアップ もう知らないでは済まされない、ドメインウォームアップの重要性
  • “info@”のメアドはもう使わない!? 役割・役職ベースのメールアドレスがもたらすリスクと海外の潮流
  • 2025年7月。密かにGmailの迷惑メール基準が激変!欧米で先行中の「購読の管理」が日本のメールをどう変えるか
PAGE TOP
  • サービス概要
  • 会社概要
  • お知らせ
  • ブログ
  • 成長戦略プレイブック
  • パートナー募集
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • サイトマップ
株式会社プリモポスト

© PRIMOPOST.