メール関連サービスSPFの自動フラット化サービス
SPFの自動フラット化サービス


SPFの自動フラット化サービスは、複雑化したSPFレコードを自動で最適化し、DNSルックアップ制限(10回)を超えないよう管理するクラウドサービスです。メールの認証エラーや配信失敗を防ぐことで、メールの到達率とセキュリティを同時に向上させます。
どうしてSPFの自動フラット化サービスが必要なのか
why
企業が複数のメール配信サービス(Google Workspace、Salesforce、HubSpotなど)を利用すると、SPFレコードが複雑化し、DNSルックアップの上限(10回)を超えることがあります。
メールの受信サーバーがSPFを確認する際、DNS参照が10回を超えると、その時点で「PermError(永久的エラー)」と判定されSPF認証が失敗となります。その結果、正当なメールが「なりすまし」と誤判定されるリスクが生じます。
SPFの自動フラット化サービスは、この制限を回避し、常に最適なレコード構成を維持することで、配信エラーを防ぎます。

AutoSPFとは
WHAT
AutoSPFは、アメリカのDuoCircle LLCが開発・運営する世界で1,000社以上の導入実績を持つ SPFの自動フラット化に特化したクラウドサービスです。
ビジネスソフトウェア・クラウドサービスのユーザーレビュープラットフォームG2(ジーツー)で、2025年10月現在、5.0/5.0(20件レビュー)の満点評価をユーザから獲得しており、使いやすさ、導入の簡便さ、サポート品質などが高く評価されています。

AutoSPFのSPF自動フラット化サービス
WHAT
AutoSPF は、「include」 を多用して複雑化しがちな SPF レコードを、IP アドレスやネットブロックにまとめて展開する(=フラット化) 手法を採用しています。
- DNS ルックアップ数の制限を気にせず運用できるよう最適化
- プロバイダ側で IP アドレスが変動しても、自動で追従・更新
- 既存 DNS インフラ(Cloudflareなど)との連携に対応
これらの特長により、AutoSPF は単なる SPF 補助ツールではなく、メール認証インフラの信頼性を支える基盤ソリューションとして、国際的にも高い評価を得ています。

費用
SERVICE FEE
年払い
プレミアムプラン
150,000円
(税込165,000円)
月払い
プレミアムプラン
15,000円
(税込16,500円)
※契約期間は1年となります。1ドメイン追加につき、一時払いで別途5,000円(税別)かかります。
よくある質問
FAQ
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Q1. AutoSPFとはどんなサービスですか?
AutoSPFは、メール送信ドメイン認証で使用されるSPFレコードを自動的にフラット化するサービスです。SPFレコードには「lookup回数は10回まで」という技術的な制限がありますが、多くの外部メールサービス(Salesforce、HubSpot、Google Workspaceなど)を利用すると、この制限を超えてしまうことがあります。
AutoSPFは、DNSのinclude構造を自動的に解析し、すべてのIPアドレスを展開(フラット化)することで、lookup回数を最小化します。その結果、SPFレコードが正しく評価されずに“PermError”となるリスクを防ぎ、送信ドメインの信頼性と到達率を維持することができます。
また、AutoSPFは継続的に監視を行い、利用している外部サービスのIPアドレスが変更された場合にも自動でSPFレコードを更新するため、一度設定すれば保守の手間がほとんどかからないのも特長です。
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Q2. AutoSPFを使うメリットは何ですか?
AutoSPFの最大のメリットは、SPFレコードを常に最新かつ最適な状態に自動で保つことです。通常のSPF設定では、複数の外部メールサービスを利用するとlookup回数が10回を超え、認証エラーの原因となることがあります。
手動でレコードを短縮する(フラット化する)方法もありますが、IPアドレスの変更があるたびに再設定が必要になります。AutoSPFはこの問題を自動的に解決します。
DNS上のSPFレコードをホスティングし、Google WorkspaceやSendGridなど外部サービスのIPアドレス変更を検知すると、自動的にフラット化を再生成して更新します。
その結果、
– lookup回数の超過による配信エラーを防止
– 定期的な手動更新の手間を削減
– 安定したメール到達率を維持といった運用上の大きな利点が得られます。
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Q3. AutoSPFはどんな企業におすすめですか?
AutoSPFは、特に以下のような企業におすすめです。
– Google WorkspaceやHubSpotなど複数のクラウドサービスを併用している企業
– 定期的にSPFエラーが発生している、またはメールが届かない問題を抱えている企業
– セキュリティや配信品質を重視しながらも、手間をかけずに安定運用したい企業
SPFレコードの管理に困っていた担当者の複雑な管理が不要になります。
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Q4. AutoSPFの導入は安全?ドメイン設定を壊したりしない?
はい、AutoSPFの導入は非常に安全です。既存のSPFレコードをすべて書き換える必要はなく、1行の追加だけで利用を開始できます。
具体的には、今までのSPFレコード内に次のように「include:spf.autospf.com」を加えるだけです。
例:
v=spf1 include:spf.autospf.com -all
AutoSPF側があなたの既存設定を自動で読み取り、最適化したSPFを生成します。
そのため、DNS設定のミスや構文エラーのリスクがなく、既存の仕組みを壊さずに安全に導入できます。また、導入後もIPアドレスの変更や新しいサービスの追加をAutoSPFが自動的に検知・反映するため、一度設定すればメンテナンス不要です。
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Q5. AutoSPFとPowerDMARCとの違いは何ですか?
PowerDMARCは、SPFフラット化機能を含む包括的なDMARCセキュリティプラットフォームです。SPFだけでなく、DMARCレポートの可視化や分析など、メールセキュリティ全体を統合的に管理できる一方で、料金は利用規模(送信通数やドメイン数)によって変動します。
これに対してAutoSPFは、SPFフラット化とホスティングに特化したサービスです。
送信通数やメール量に関係なく、定額制で利用できる点が最大の違いです。大量送信を行う企業でもコストが一定のため、運用予算を安定して確保できます。つまり、PowerDMARCが「統合的なセキュリティ管理ツール」であるのに対し、AutoSPFは「SPF専用の自動最適化サービス」として、よりシンプルかつコスト効率の高い運用を実現します。